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【産業動向】TSMCのテキサス州進出検討、背後にアリゾナ州当局との主導権争い 台湾メディア
2026-10-19 12:14:38
台湾の大手紙『聯合報』は2026年10月16日付で、TSMC(台積電)の魏哲家・董事長(会長)兼最高経営責任者(CEO)が15日に開いた投資家向け説明会で、同社が米国2カ所目の製造拠点としてテキサス州に工場を建設するための検討チームを派遣したことを認めたことについて、TSMCに詳しい消息筋が15日、別の拠点を探し始めた最大の理由は、米国1カ所目の工場を置くアリゾナ州政府の協力姿勢が急変したことにあると述べたと報じた。


聯合報は、15日の投資家向け説明会終了後、TSMCのある幹部に対し、アリゾナ州にはなお広大な用地があるにもかかわらず、なぜ別の候補地を探す必要があるのかを尋ねたところ、アリゾナ州の工場群は工事の進捗に合わせて段階的に建設する必要があり、計画された生産能力を一度に整備することはできないため、米国における需要の拡大が続くのであれば、それに対応するため、別の土地での生産拡大を検討する必要があるためだと説明したと報じた。

一方、同紙の伝えた先の消息筋は、これまで極めて協力的だったアリゾナ州政府が、工場完成後の水と電力の問題について、TSMC自身で解決するよう要求する等、協力する姿勢を一変したと指摘。州政府の支援を受けるためには、工場建設に関する主導権を州政府側に与える必要があるが、そうなれば、工事の竣工時期や量産化のスケジュールに不確実性が生じることになるとして、TSMCはテキサス州への進出検討を余儀なくされたと述べた。

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